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相続手続きは自分でできる?専門家に頼むべき判断ポイント

専門家とお客様をつなぐ「安心の窓口」、大津市のすずらん行政書士事務所、中川由恵と申します。

当事務所では、遺言・相続・離婚のご相談をお受けしています。

このブログでは、お客様にぜひ知っていただきたい相続などの知識や私の活動記録などを発信していきます!


相続のご相談を受けていると、よくいただくご質問があります。

「相続手続きって、自分でできますか?」

結論からお伝えすると、できる場合もありますが、すべてのケースで簡単にできるわけではありません。

状況によって、手続きの負担は大きく変わってきます。

では、どのような場合に「自分でできる」のか、また「専門家に頼んだ方がよい」のか、その判断の目安をお伝えします。


自分でできるケース


比較的スムーズに進められるのは、次のような場合です。


・相続人が少ない(配偶者と子どもだけなど)

・財産がシンプル(預貯金が中心)

・相続人同士の関係が良好


このようなケースであれば、金融機関での手続きなどを一つひとつ進めていくことで、ご自身で完了できることもあります。


手続きが難しくなるケース


一方で、次のような場合は注意が必要です。


・兄弟姉妹が相続人になる

・戸籍の収集が多くなる

・相続人の人数が多い

・不動産が含まれている

・認知症の方など、判断が難しい相続人がいる


さらに、実務では次のようなケースも多く見受けられます。


・前妻・前夫の子が相続人となるが、交流がない

・過去の相続手続きが未了で、被相続人がその相続人となっている

・相続税がかかる可能性がある

・海外または遠方に相続人がいる


例えば、前回のブログでもお伝えした「兄弟相続」の場合、戸籍の収集だけでも非常に複雑になります。

相続人が10人以上になることも珍しくなく、連絡や調整だけでも大きな負担となります。

また、関係性が薄い相続人がいる場合や、海外にお住まいの方がいる場合などは、手続きそのものよりも「連絡を取り、合意を得ること」が大きなハードルになることもあります。

こうしたケースでは、「自分でやろうとして途中で止まってしまう」ということも少なくありません。

さらに、手続きが長引くことで、相続税の申告期限に間に合わないといった事態につながる可能性もあります。


見えにくい“落とし穴”もあります


相続手続きで難しいのは、「何をすればいいか分からない」ことだけではありません。


・相続人の確定に漏れがある

・財産の把握が不十分

・分け方によって税金が変わる


こうしたポイントは、最初の段階で気づいていないことも多く後からやり直しが必要になるケースもあります。

特に、相続税が関係する場合は、分け方によって負担が大きく変わることもあり、慎重な判断が求められます。


専門家に頼む意味


専門家に依頼するメリットは、「手続きを代わりに行うこと」だけではありません。


・全体を整理し、必要な手続きを見える化する

・ミスや見落としを防ぐ

・ご家族の負担を減らす


さらに、書類作成においても、単に作るだけではなく、


手続きがスムーズに進むような書き方や、将来のトラブルを防ぐための工夫といった視点を持って進めていきます。

また、相続手続きでは、税理士や司法書士、不動産会社など、複数の専門家が関わるケースも少なくありません。

本来であれば、お客様ご自身が全体を把握し、それぞれの専門家とやり取りをしながら進めていく必要がありますが、実際にはそれは大きな負担となります。

私のようにコンサルティングの立場で関わることで、各専門家との間に入り、全体の流れを整理しながら手続きを進めていくことができます。

それぞれの専門家を個別に依頼して進めていくと、情報の行き違いや整合性が取れなくなることもありますが、最初から全体を見て進めることで、無駄やミスを防ぐことにもつながります。

複雑な相続ほど、「誰が全体を見るか」がとても重要です。

こうしたケースでは、専門家が関わることで、結果的にスムーズで安心できる相続につながります。


まとめ


相続手続きは、「自分でできるかどうか」だけで判断するものではありません。

大切なのは、安心して、確実に進められるかどうかです。

無理にすべてをご自身で行う必要はありません。

途中から関わる場合には、状況の整理ややり直しが必要となり、結果として同じ、もしくはそれ以上の費用がかかることもあります。

少しでも不安を感じたら、まずは早い段階でご相談いただくことも一つの方法です。

相続は、起きてから慌てて進めるものではなく、落ち着いて一つひとつ整えていくものです。

そして本来は、生前のうちから準備をしておくことで、ご自身の想いも、ご家族の安心も守ることができます。


ご自身やご家族にとって最適な形で進めていくために、ぜひ一度ご相談ください。


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