top of page

私はまだ行政書士になってセミナーなどしたことがありません。

大人になって人前で喋る、という経験もほとんどありません。


それなのに、3週間ほど前、行政書士の先輩からお電話を頂き、

中学3年生に向けて、話をしてほしい」との依頼を頂きました。


「え?私?なんで?」というのが率直な感想。

もっと話の上手な方いっぱいいるのに、なぜ私に?


しかしその先生曰く

「話が上手な人はいくらでもいる。

それより、たどたどしくても一生懸命話す中川さんのような人の話は、きっと生徒さんの心に届くから」と。


今回は元々、中学校の先生から「成年年齢が18歳になったことについて、これまでと変わったこと、変わらないこと、注意すべきことなどを話してくれるような人いないですか?」というお尋ねが、別の方にあったそうです。

そこから先輩行政書士の先生にお話がいったけれど、ご自分より私が適任、と思い私に振ってくださった、という経緯でした。

そして、中学校の先生と私の間に入ってくださった数名の方が、お力を貸してくださる、

パワーポイントの作成までしてくださる、とのこと。


私は、まだパワーポイントも少ししか使えない状態。

それならば、最初に人前で話をするのに、こんな環境ってなんてありがたい・・と思いました。


私でいいのなら。

頑張ります、ということで、ありがたくお引受けさせて頂きました。


一度お会いしてみんなでお話して、方向性を確認し、その後はグループラインでやり取りをしながら、形にしていきました。

話のイメージから台本を作り、それに合うようにパワポを作って頂き、何度も何度もみんなで推敲を重ねました。


初めての講演、しかも5クラスを二つに分けて、50分を2回。

やり切れるか少し不安もありましたが、私は高校生と小学生の母親。

行政書士、街の法律家として話をするよりも、母親の気持ちで話をすればきっと伝わると信じ、話を組み立てました。


今回のテーマ

成年年齢が18歳に改正になって、変わること、変わらないこと


飲酒・喫煙・公営ギャンブルなどができる年齢は20歳のまま。

国民投票、選挙権、親の同意なしに契約を結ぶことができる・・これらは18歳に改正。


では、なぜ改正にならなかったものがあるのか。

改正になったもののうち、気を付ければならないことは何なのか、というところのお話を中心にしていきました。

特に「契約」についてしっかりと説明をしました。

そして、失敗したとしても一人で抱えないで、誰かに相談してほしい、ということも。


母親としては、そこが一番知ってもらいたいポイントだったかもしれません。

契約の怖さ、気を付けるべきポイントはもちろんです。

しかし、自分一人で解決しようと頑張らなくていい、誰かに頼ったらいい、ということ。


そのことを一生懸命お話しました。


生徒さん、15歳という多感な時期。

受験の真っただ中、不安もある中、色々な想いの子がいたと思います。

でも、みんなとても一生懸命聞いてくれました。

想像以上に、私の顔を見つめ、うなずきながら聞いてくれました。


初めての講演、もっと緊張するかと思ったけれど、生徒さんたちの雰囲気に助けられました。


そしてなんとか無事に終えることができました。


今回、まさか自分がこんな経験をできるとは想像もしていませんでした。

行政書士にならなかったら、きっとしなかったであろう経験。

とても感謝しています。


今後、この経験がどこかに活きていくように。

自分自身のセミナーをする時にも、今回私の中の改善点もしっかり考えつつ。


少しずつ前に進んでいきたいと思います。


貴重な経験をできた今日。

行政書士として、そして一人の母親として、

これから益々頑張っていきたいと思います。

「行政書士になりました」と地域包括支援センターや社会福祉協議会の方にご挨拶すると、必ずと言っていいほど聞かれるのが


「後見ってできますか?」です。


「成年後見制度」


皆さまはこの言葉をご存じでしょうか。

精神上の障がいにより、判断能力が欠ける、あるいは不十分な方に援助者を選任し、本人に代わって財産を管理し、契約の締結等を代わって行ったり、あるいは本人が誤った判断に基づいてした行為を取り消す、など、本人を保護・支援する制度です。


成年後見人は、本人の自己決定を尊重し、かつ、その心身の状態及び生活の状況に配慮しなければならない、という義務があります。


心配だからお世話してあげよう、という簡単なものではなく、本人のためになることを本人に代わってやる、という重い責任が伴うため、行政書士会の中にも「一般社団法人コスモス」という成年後見のサポートセンターがあります。


成年後見制度は、「法定後見制度」と「任意後見制度」というものにも分かれます。


「法定後見制度」は、既に判断能力に欠ける、または不十分な方に、裁判所が後見人を指定する制度であり、


「任意後見制度」は、本人がお元気なうちに、あらかじめ誰か信頼できる方を「後見人」として指名して何をどのようにサポートしてもらうかも決めておき、公正証書に残しておく、というものです。


とは言っても。なかなか複雑ですよね。

私も最初はその違いにピンときませんでした。


しかし、この高齢化社会、認知症の方もお一人暮らしの方も増えています。

地域包括支援センターなどでは、そういった方々のサポートができる後見人を求めているのだと思います。

そこで、私もコスモスの研修を受け、後見について勉強をしました。

いつか、私を「後見人」として求めてくださる方がいた場合に対応できるように、との思いからです。


難しい仕組みについては、ひとまずおいておいて。

今回皆さまにまず覚えていただきたいのは、

もしも認知症になったその時に、自分の大事なことを託す相手を誰にしようか、お元気なうちに決めておくことができる制度がある、ということです。


ご自分のことは、ご自分で決めたいと思いませんか?

どなただと安心してご自分の財産や契約のことをお願いできますか?

ご家族ですか?それとも、信頼できる専門家ですか?


まずは、どんな制度かな?と今回興味をもって頂けましたら、一度当事務所までご連絡ください。


詳しいご説明とともに、皆さまの将来についてご一緒に考えることができれば、と思っています。







2023年1月1日。

改めまして、明けましておめでとうございます。

昨年は、皆さまからたくさんのお力添えを頂きまして、誠にありがとうございました。

今年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。



今年の大津市は、雪も降らず暖かなお正月となりました。

皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

コロナ禍は続いているものの、少しずつお身内との集まりを再開されたり、

楽しく過ごされたりという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

また、お一人暮らしなどの方で、穏やかに暖かに新しい年を迎えておられる方も

いらっしゃるかもしれません。


お正月の過ごし方も、きっと人それぞれ。

毎年できるだけ実家に帰っていた私も、

今年は自宅で子どもたちと愛猫のレオと過ごしました。

紅白歌合戦を観て、なぜかジャニーズのカウントダウンも観て笑。

簡単なおせち料理も作りました。


実家の母とは、今日待ち合わせて一緒にお墓参りへ。

母と別れてこちらに戻ってからは、氏神様に初詣も。

みんなが実家に行かず母は寂しくないかな?と心配しましたが、

「こんなゆっくりできるお正月って!!」と喜んでいたので、結果オーライです。


何が良いか悪いか、思いこまずに、「どうしたい?」と聞いてみるのも

いいかもしれませんね。


さて、すずらん行政書士事務所。

2年目を迎える今年の抱負は、

「セミナーを実現させる(できれば複数回)」

「一本でもコラムを書いてみる」

「エンディングノート等終活についての知識の習得」

「チームで活動する」

を主にやっていきたいと思います。


上3つはチャレンジとなるので、どちらかというと「自分にできるのかな?」

と思ってしまう未知数なところです。

しかし、逃げていてはダメ、と思うからこそ、

敢えてここに書いてみました。


そして、もっとこのホームページを皆さんに知って頂く努力も必要ですね。

やらなければいけないことがたくさん。


そこに日常の業務があり、

家のこと、子ども達のことも。


全てにおいて、メリハリをつけて、

お客様にもご満足いただきながら、自分のことも進めていける。

今年はそこを意識しながらやっていきたいと思います。


まだまだ未熟なところの多い行政書士ですが、

ここ大津市で地域に根付いていけるよう頑張ります。

今年も、遺言・相続・離婚関係の相談なら、「すずらん行政書士事務所」

と思って頂けるよう、頑張ってまいります。


皆さま、「すずらん行政書士事務所」を

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。









bottom of page